2013年11月29日
解放軍曲技飛行隊:八一飛行表演隊の識別帽
中華人民共和国空軍所属の曲技飛行隊。英語ではAugust 1stと表記される。 名称の由来は中国軍の健軍記念日である8月1日から、中国軍旗や国籍マークにも八一のデザインがあしらわれている。
1961年にインドネシアのスカルノ大統領訪中のエスコートチームとして編成され、翌1962年1月25日に正式に成立した。 主要任務は外国の要人護衛と展示飛行で成立時の名称は護航表演大隊(护航表演大队)であり、1987年に現在の正式名称である八一飛行表演隊に変更された。
比較的歴史があるのにも関わらず当初は主に国外の要人に対する展示飛行や建国数十周年を祝う軍事パレードでのパフォーマンスなど、一般にはあまり露出しない特殊なアクロバットチームであったが、 現在は珠海航空ショーを初めとする航空ショーでもパフォーマンスしており、一般人でも頻繁にパフォーマンスを見る事ができるようになった。
現役の戦闘機、またはその改修型を使用している事が特徴で、数少ない超音速戦闘機を使用するアクロバットチームである。 2009年に中国空軍健軍60周年に合わせて機体をJ-10に変更した事で2013年時点では世界で最も実用化が新しい機体を使用しているチームとなった。 現在は6機編成の飛行を中心に4機編成や単機のパフォーマンスも行われている。
使用機体
J-5 1962年-1974年
J-6 1974年-1980年
JJ-5 1980年-1995年
J-7EB 1995年-2005年
J-7GB 2005年-2009年
J-10 2009年-